【ネタバレ】葬送のフリーレン 第117話「奇跡の幻影」のネタバレ、感想

週刊少年サンデーに掲載されている葬送のフリーレン 第117話のネタバレ、感想です。

前回の記事はこちらです。未来へ帰還する方法が判明しますが、大魔族がフリーレンを殺そうと動き出します。

【ネタバレ】葬送のフリーレン 第116話「帰還の魔法」のネタバレ、感想

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グラオザームの幻影

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

大魔族四人が会議

ツォルトは女神の石碑の監視をしていたようで、ツォルトからの報告が途絶えたという事は時空干渉が起きたと考えて間違いない、とグラオザームは推測します。さらに魔王は、80年後の未来から何者かの意識が時空を逆行して、この時代まで来た事も分かっているようです。グラオザームは、これが全知のシュラハトの計画の内だと思いますか?と、ソリテールに尋ねますが、ソリテールは未来を何万何億回と見てきたような存在の崇高な考えは分からないと答えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

だから今まで通り私たちは好きなように踊ればいい、彼の掌の上で、とソリテールは言いグラオザームも同意します。グラオザームならフリーレンから未来の記憶を奪い、さらに始末する事も可能なようです。するとトートが、リヴァちゃんどう思う?と、リヴァーレを愛称で呼びながら尋ねます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

終極の聖女トートは参加せず

リヴァーレは戦えればいいようで、小難しい話は若造共に任せる、と言い話し合いに参加しません。トートはグラオザームも、グラちゃんと愛称で呼び、馬鹿馬鹿しいから帰る、と言い出します。魔王様のためとか、魔族の存亡のためとかはトートにとってはどうでもいいようで、魔法の探求と明日のご飯にさえ困らなければいい、とトートは言います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

さらに、今は三割ほどだそうですが、後百年もすればトートの“呪い”はこの星を覆い尽くすそうです。“呪い”が何なのか?覆い尽くすとどうなのか?現状は不明ですが、トートは戦いが得意でないし、死にたくないのでひっそりと暮らすそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

そのままトートは本当にどこかに行ってしまい、グラオザームは、貴方まで帰るとは言いませんよね、とソリテールに釘を刺します。ソリテールは戦いには参加するようですが、陰ながら全力で援護するだけのようで、戦いに直接は関わらないようです。ソリテールは、分の悪い戦いでは素顔は晒さない、長生きする秘訣なの、卑怯とは言わないよね、とグラオザームに言い、グラオザームも強力な精神魔法で姿形をソリテール達に欺いていて、素顔を晒していないとソリテールは指摘します。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

ソリテールとグラオザームは言い争いのような形になりますが、結局リヴァーレが先陣を切る形で話は落ち着きます。リヴァーレはかなり長生きしているようで、自分を老いぼれと呼び、長生きに秘訣などいらん、全霊を以って戦場(いま)を踊るだけよ、と二人に言います。一方、ヒンメル一行は女神の石碑のある場所まで戻ってきていました。ヒンメルが休憩しようと言いますが、フリーレンは強大な魔力の反応に気付きます。しかし、フリーレンの予想より遥かに早く、魔力の反応は近づいてきます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

リヴァーレがいきなり奇襲

アイゼンはフリーレンの言葉に反応したのか、斧を持って構えるとリヴァーレがいきなり襲ってきます。アイゼンはとっさに斧でリヴァーレの攻撃を防ぎますが、崖から落ちるぎりぎりの所まで押されてしまいます。フリーレンはさらにもう一人潜伏している魔族に気付き、ヒンメル達に注意を呼びかけます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

すると、ソリテールが剣のような武器を出しヒンメル達を牽制します。アイゼンはリヴァーレを引き受けるから、フリーレンを女神の石碑まで連れて行ってやれ、とヒンメルに言いヒンメル達を先に行かせます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

リヴァーレはアイゼンを見事と称賛し、自分の拳を止められたのは一世紀振りだと言います。そして、自分は大魔族リヴァーレ、戦士だ、人類の評する魔族の分類によると“将軍”ということなるか、と自分から名乗ります。そして戦士の戦いに肩書など不要と言い、アイゼンになるように言うと、アイゼンは、戦士アイゼン、と短く答えます。リヴァーレはアイゼンの事を知っているようで、アイゼンをリヴァーレが知る限り人類で最も強い戦士と評します。アイゼンの獲物が斧だと確認するとリヴァーレも魔法で斧を出し、斧で戦おうとします。そして、誇りに思え、お前の目の前に立ちはだかるのは、魔族最強の戦士だ、と言いアイゼンに斧を構えます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

先に進んだヒンメル達はソリテールの剣のような武器で攻撃されていますが、何とかかわして女神の石碑を目指しています。フリーレンは剣のような武器から、攻撃しているのがソリテールと分かっているようですが、大魔族級の相手二人と遭遇するだなんて…、と考えた所で違和感を覚えます。魔力探知では二人だけですが、フリーレンは直感で他の魔族がいる事を感じているようです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

突然現れるグラオザーム

その後、ヒンメル達が走って駆け抜けた場所に、いきなりグラオザームが現れます。グラオザームはいきなり現れたのではなく、どうやら初めからそこに立っていて、ただフリーレン達が認識できなかっただけのようです。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)

グラオザームは楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)という精神魔法を発動させます。すると、全員がグラオザームの深い幻影に捕らわれてしまったようで、その場に倒れてしまいます。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

そしてヒンメルが目を覚ますと、既にヒンメル達は魔王を倒していて、平和な世界を取り戻したことになっていました。ヒンメルは最初変だと思いますが、すぐに魔王を倒し平和を取り戻したことに納得します。しかしヒンメルの変な様子から、アイゼンから緊張するのも無理はないと言われます。ここでよく見ると、ヒンメルは正装をしていて、ハイターとアイゼンも正装をしています。そして、花嫁を待たせるのは良くないですよ、とハイターはヒンメルに言いますが、ヒンメルは訳が分からず戸惑います。

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

花嫁姿のフリーレン

その先には花嫁姿のフリーレンがおり、ヒンメルはその状況に驚きます。これはグラオザームの楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)が見せる幻影で、グラオザームの魔法は決して叶わないと諦めた、幸せな夢でさえ実現できるようです。このままグラオザームの魔法にはまってしまうと、安らかに眠ってしまい、おそらく死んでしまうのだと思われますが、脱出する方法はあるのでしょうか?

© 山田鐘人・アベツカサ 葬送のフリーレン 117話より

まとめ

今回から大魔族四人との戦闘が始まるかと思いましたが、冒頭の魔族の会議でいきなり終極の聖女トートが馬鹿馬鹿しいと帰っていってしまいます。彼女の“呪い”は後百年ほどで覆われると言っているので、80年後のフリーレンがいた世界は“呪い”でざっと八割がたは覆われていそうです。トートがこのままいなくなるのなら、今回のエピソードではなく先のエピソードで関係してきそうです。

ソリテールは戦闘では援護だけのようで、直接ヒンメル達とは戦わないそうです。もし直接戦ってソリテールが死んでしまうと、マハトとの戦いやヴァイゼを黄金郷から解放した出来事に影響が出そうなので、今回はソリテールが死ぬことはないでしょう。

そして、最初にリヴァーレが奇襲をかけてきますが、リヴァーレの相手はアイゼンがしてヒンメル達は女神の石碑の場所へと急ぎます。ソリテールも援護攻撃をし、その後グラオザームがいきなり現れます。グラオザームは楽園へと導く魔法(アンシレーシエラ)という精神魔法で、ヒンメル達に幻影を見せます。精神攻撃のようなものと思われますが、ヒンメルは花嫁姿のフリーレンを見た事から、フリーレンと結婚する幻影を見ているようです。ヒンメルのフリーレンに対する恋心のようなものは、今までも何となく描かれていましたが、やはりヒンメルはフリーレンが好きだったのだと思われます。果たして、ヒンメルはグラオザームの魔法をやぶることは出来るでしょうか?また、フリーレンとハイターはどんな幻影を見ているでしょうか?

次号、グラオザームの幻影に捕らわれつつも、ヒンメルは現実世界のグラオザームを攻撃します。

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By adminxz