【ネタバレ】進撃の巨人 118話『騙し打ち』 あらすじと感想

別冊少年マガジン 2019年7月号に掲載されている進撃の巨人 118話のあらすじと感想です。

前回の記事はこちらです。ジークがシガンシナ区に現れ、エレンとの合流も間近の状況です。

【ネタバレ】進撃の巨人 117話『断罪』 あらすじと感想

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エレンの真意は?

ジーク攻撃開始

前回、ジークがシガンシナ区に到着し巨人化して車力と顎の巨人と戦うエレンの援護を始めます。獣の巨人は投石で飛行船を攻撃し、一気に5隻全てに命中させます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

ジークの投石によってマーレ軍の飛行船がダメージを受けていく光景を見て、感動するイェレナ、そして投石を行うジークを車力の巨人の背中からマガト隊長が狙撃しようと獣の巨人を狙います。しかし、獣の巨人も投石で車力の巨人に応戦し、マガト隊長が狙撃する隙を与えません。さらに車力の巨人の所に、立体起動を装備したイェーガー派の兵士達も参戦します。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

一方、エレンを攻撃していた鎧と顎の巨人はダメージを喰らいすぎてしばらく動けないようで、この隙にエレンはジークの方に移動し始めます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

コルトから巨人同士の戦いは巨人に任せて、ガビは南にある撤退時の飛行船まで行くように言いますが、ガビはファルコにこれまで何度も助けられていて迷惑をかけたまま逃げるなんてできないと、ファルコを助けようと戦場に残ります。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

地下牢からの解放

一方、憲兵団やファルコ、アルミンやミカサ達が拘束されている地下牢では、地上での戦いの振動が伝わり、マーレ軍の襲撃に気付き外に出すように憲兵団が騒いでいます。アルミンやミカサ達の所にはオニャンコポンが地下牢のカギを持って駆けつけてきます。地上のマーレ軍の状況を伝えて、このままではエレンが倒されて始祖の巨人が奪われると、力を貸して欲しいと地下牢からアルミンやミカサ達を出そうとします。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

しかしコニーはマーレ軍やワインに脊髄液を混入させたり、イェレナやジークが進めていた安楽死計画に不信感を募らせており、オニャンコポンのエレンへの加勢の提案に対して、裏切り者とオニャンコポンを激しく罵ります。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

オニャンコポンはワインや安楽死計画については知らなかったと弁明し、あくまでパラディ島を発展させて一緒にマーレを倒して欲しかっただけだと言います。アルミンはオニャンコポンの言葉を信じると言い、オニャンコポンはまずはエレンとジークを手助けしつつ安楽死計画は阻止しようと言います。そして「地鳴らし」の威力を一度は世界に見せないと、パラディ島を世界から守る事は出来ないと主張します。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

アルミンはミカサにどうしたいかと質問します。ミカサはエレンを助けたいが、エレンから言われたひどい言葉を気にしていて、これはアッカーマン一族の意志で自分の意志でないと言います。しかしアルミンは全てエレンの嘘で、エレンが本気でエルディア人が子供を一切作れなくなることを望んでいると本気で考えているとは思えないと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

エレンは「始祖の巨人」の力をどう使うかのけって券を持っている為、ジークやイェレナに逆らう必要はなく従っているように見せて味方に思い込ませ、最終的に「地鳴らし」でパラディ島を守るつもりだとアルミンは言います。このタイミングで数百体の巨人を呼び起こし、世界最強の軍事力を壊滅させればパラディ島には今後50年は誰にも出だしが出来なくなり、それがエレンの狙いだと皆に説明します。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

結局全員いろいろ思うところはあっても、アルミンに賛同し捕らえられている兵士を全員解放して、エレンの手助けに向かいます。そして向かっている途中、ミカサはエレンが真意を隠して嘘を言っているのならどうして私達を突き放すのかとアルミンに疑問を口にします。アルミンは何か思いあったる事があったようですが、エレンに後で聞いてみたらいいと明言を避けます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

地上の戦闘の状況

ジャン達はイェーガー派にマーレ軍からエレンを助けると強引に説得し、地下牢に捕らわれている憲兵団の兵士達を解放します。そしてジークの脊髄液を飲んでいない者を中心に立体起動装置を装備し、それ以外の者は前線でマーレ軍を迎え撃ちます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

地上に出たアルミン達はイェレナからジークがシガンシナ区の門を、飛行船を落として塞いだ知らされます。鎧の巨人がエレンを攻撃しようと後ろから迫りますが、ジークの獣の巨人の投石で直撃し鎧の巨人は大ダメージを受けます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

コニーは獣の巨人の圧倒的な投石の威力に、自分達の助けが必要あるのかと呟きます。一方ジャンはリヴァイが監視しているはずのジークが何故、この場所にいるのかイェレナに問いただしますがジークに敗れたとみるのが妥当でしょうと予想し、ジャン達は驚きます。それでもアルミンは皆に、今はジークとエレンを支援するように呼びかけます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

その時、イェレナはものすごい形相でアルミンを睨みつけて、何かに気付いているのかアルミンに信じていますよと、念を押すようにイェレナはエレンとジークを助けて下さいと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

ファルコの告白

場面変わって、ガビとコルトは途中で憲兵団と一緒にいるファルコを見つけます。コルトは憲兵団と戦ってでもファルコを助け出そうとしますが、ナイルの機転で戦うことなくファルコはガビとコルト合流し脱出する事に成功します。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

ガビは逃げている途中、ブラウス一家と遭遇しますがカヤから殺してやりたいほど憎んでいる事を改めて知り、やっとライナーの気持ちが分かった、何も知らず見たわけでもない人達を全員、悪魔だと決めつけていたことを悔やみます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

ガビはファルコにも巻き込んでしまった事を謝りますが、ファルコは自分もエレンに知らないうちに加担していて、結果的にエレンと彼の仲間との連絡役を担っていて、結果レベリオ区で大勢殺されたことを悔やみます。そしてガビに告白をして、ガビに「獣の巨人」を継承して欲しくない、自分と結婚してずっと幸せでいるため、長生きして欲しかったと自分の願いを初めて口にします。ガビにファルコに一緒に行こうと言い、コルトもジークにファルコが脊髄液を飲んだことを知らせて、「叫び」を阻止できるかもしれないと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

車力の巨人の擬態

場面変わって、ジークの獣の巨人の投石で顎の巨人も大ダメージを受けて倒されます。ジークはあと少しで夢が叶うと思った時に、車力の巨人が倒されている姿を確認します。イェーガー派は車力の巨人を倒したことを喜びますが、直後車力の巨人の下からマーレ兵がイェーガー派の兵士を狙撃し始めます。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

車力の巨人がやられていたように見えたのは、ピークの作戦で一発限りのだまし討ちをマガト元帥に託します。マガト元帥の放った狙撃の弾は、獣の巨人のうなじ付近を捕らえますが、うなじを撃ち抜くには至りませんでした。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

狙撃を受けた獣の巨人は壁の上から地上に落下し、倒れてジークの意識も朦朧としているようで、獣の巨人は動くことが出来ません。しかし、マガト元帥の現在の位置からは獣の巨人のうなじに止めを刺せず、ピークに移動するように命令します。マガト元帥は少しでも命があれば、ジークが「叫び」を使う事を危惧しています。

© 諫山創 進撃の巨人 118話より

まとめ

オニャンコポンのおかげで、アルミン達や憲兵団、ファルコは地下牢から脱出する事に成功します。またアルミンは本気でエレンが安楽死計画を実行する気はないと断言しており、エレンを信じています。しかしミカサはエレンの突きはなした物言いや態度に未だ迷っていますが、エレンの真意はアルミンが言うとおりなのでしょうか。

そして巨人同士の対決ですが、獣の巨人の投石のおかげでエレンとジークの圧勝の状況でしたが、ピークが車力の巨人をわざと倒されたように見せかけて、騙し討ちをする事で一転、獣の巨人は倒されそうになります。ジークは「叫び」を使うのか、またエレンがどう動くのか、今のところエレンの真意次第ですね。

次回、ジークの「叫び」の力がついに発動し、多くの人が巨人化してしまいます。

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