【ネタバレ】進撃の巨人 124話『氷解』 あらすじと感想

別冊少年マガジン 2020年1月号に掲載されている進撃の巨人 124話のあらすじと感想です。

前回の記事はこちらです。ついに始祖の力を手に入れたエレンは、世界に向かって地鳴らしを行います。

【ネタバレ】進撃の巨人 123話『島の悪魔』 あらすじと感想

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制御を失った巨人達

負傷したライナー

前回、ついに地鳴らしを発動させたエレンは、全てのユミルの民に白昼夢を見せて自分のメッセージを世界中に伝えます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

壁の巨人がパラディ島から世界へと進み、パラディ島以外の全ての人類を踏みつぶして殺すと知ったアニの父親は、顔を真っ青にして道に座り込んでしまいます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

一方、シガンシナ区でファルコの名を叫びながら探すガビとライナーですが、ファルコは見つかりません。ライナーは初めての巨人化した直後なので、記憶は飛びすぐには動けないので、ファルコはジャンとコニーが連れ去られたんだと推測します。ライナーは九つの巨人であるファルコをほっとくわけがないと言いますが、負傷した傷が癒えずに道に倒れそうになってしまいます。壁の崩壊と同時にライナーの鎧の巨人の硬質化した部分がはがれてしまい、壁の破片をまともに受けてしまったようです。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

ライナーはエレンに世界を滅ぼされると呟き、撤退時の飛行船があるのでこの事をマーレに…、世界に知らせるようにガビに言います。ガビはお父さんもお母さんも、カリナおばさんもみんな死んでしまう、エレンを殺して止めないと言います。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

しかし、ライナーは始祖の巨人の力を手に入れたエレンは巨人やユミルの民を意のままに操れる、エレンを止めることは誰にもできないと言い、その直後部屋で気を失ってしまいます。ガビはライナーのそばに水や食料を置くと、ファルコを探すためにライフルを携えて部屋を出ていきます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

エレンの真意を知ったミカサ達は

屋根の上で連れ去ったファルコを拘束しているジャンは、ミカサ達とエレンが地鳴らしを実行している事について話し合っています。ジャンはパラディ島の外の連中が招いた結果であって自分達はどうしようもなかったと言いますが、アルミンはこの大虐殺に度が過ぎていると非難します。しかし、ジャンはエレンが俺達を守るため壁外人類を犠牲にした、この大虐殺の恩恵を受けるのは俺達だと、アルミンとは違いエレンを擁護します。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

その時、轟音が鳴り響き巨人が兵士を襲いながら、兵士を食っている光景が見えます。アルミンはエレンが始祖の力を掌握したなら、巨人も全て制御できるはずと疑問を口にしますが、ジャンは実際に人を食っていると、加勢しようとします。その時、ミカサがジャンを呼び止め、ファルコをどうするのか確認します。ジャンは顎の巨人を継承したであろうファルコを巨人化した誰かに食わせると言い、例えばとしてピクシス指令の名前を口にします。そこにコニーはラカゴ村で巨人化した母親に食わせると、話に割って入ってきます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

アルミンはライナー達と親しいファルコを殺すと新たな争いを生むことになると、コニーとジャンを止めようとしますが、コニーはアルミンがベルトルトを食って蘇った事を指摘しながら、アルミンに母親を生き返らせようとする自分を止めるなと怒ります。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

その直後、巨人がコニー達を襲い建物を破壊します。何とか巨人を避けた四人ですが、その直後コニーはファルコを抱えて立体起動装置を使って、アルミン達の元から立ち去ってしまいます。コニーを追おうとしますが巨人が次々と襲ってきそうな状況に、ジャンはまずは巨人を何とかしねぇと…と言い、壁がなく自由に移動できる巨人を倒すことを優先します。場面変わって、砦の中にいるイェレナ達義勇兵の所にも巨人は迫っています。イェレナはジークが生み出した巨人が制御されていない事に、驚き何故ジークが巨人を制御していないのか疑問を口にします。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

巨人に追われるカヤやニコロ達

場面変わって巨人に襲われて狭い路地を走って逃げているブラウス家とニコロ達ですが、カヤが巨人に驚いて振り向いた時に、誤って柵にぶつかり階段を転げ落ちてしまいます。またカヤを襲っている巨人は見た目から、ナイルのように見えます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

カヤは9巻で母親が襲われていた時の記憶を思い出し、今は亡きサシャを思い出しとっさに、助けて…、お姉ちゃんと呟きます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

巨人がカヤに襲い掛かろうとした直前、突然巨人の口がはじけ飛び巨人が倒れます。カヤが視線を向けた先には、ライフルを使って巨人に挑むガビの姿が見えました。ガビはライフルを巨人の口に突っこむと、巨人のうなじ部分に銃弾を撃ち込みます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

ガビは何とか巨人を倒しカヤを救いますが、カヤは自分を救ってくれたガビに以前のサシャの姿を重ねて、涙を流しながらお姉ちゃんと口走ります。その後無事にブラウン家やニコロ達と合流できたカヤとガビですが、今度は兵士達に見つかってしまいます。ライフルを持っているガビを見て兵士達はマーレからの侵入者のガキか!?と叫び、ガビはマーレの侵入者とバレそうになってしまいます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

自分達は厩舎で一緒に暮らす家族だとカヤはガビをかばい、ニコロもライフルを使って巨人を倒したのは自分だと言い、皆でガビを庇います。何とか兵士達をごまかして兵士達に警護してもらいながら、街の中を進みます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

ガビとカヤはお互い、自分こそが悪魔だと言いますが、ニコロは俺の中にも、カヤの中にも、誰の中にも悪魔はいるから、世界はこうなっちまったんだと言います。そして森から出れなくても、出ようとし続けるんだと、28巻でブラウンが言った言葉を思い出したようにニコロは二人に言います。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

シガンシナ区の色々な場所で巨人は人を襲っていますが、立体起動装置をつけたシャーディス、ミカサ、ジャン達が巨人に対処しています。ジャン達は生き残りの兵士達に、砦の最上階に移動するように言い、巨人を最上階付近に集めて叩こうとします。残った雷槍を集めて一気に巨人を、始末する作戦です。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

砦の最上階付近に集まった巨人をジャン達は雷槍で一気に叩き、巨人を駆逐します。またシャーディスに率いられた兵士達は、武器がありませんが巨人を引き付けて、雷槍を装備しているジャン達のいる砦まで巨人を誘導します。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

色々な所から集められた巨人を、雷槍を装備したジャン達が攻撃しようとしますが、巨人の中には巨人にさせられたピクシス指令の姿もあります。アルミンはここまで導いてくれたピクシス指令に感謝しつつ、ピクシス指令にゆっくりお休みくださいと言いながら雷槍でうなじを攻撃し止めを刺します。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

何とか巨人を一掃したジャン達は砦で休んでいますが、オニャンコポンはエレンが地鳴らしを実行したことを知り、自分の故郷を心配します。フロックが何とか砦に帰ってくると、イェレナに銃を向けて、イェレナを含む義勇兵を全員拘束しようとします。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

場面変わって、ブラウンに案内されてガビ達のいる部屋に案内されたアルミンは、ガビから争う気は無いの、ファルコを返して欲しいだけと、ファルコの居場所をアルミンは聞かれます。ファルコはコニーに連れ去られ、コニーは自分の母親に食わせて生き返らせようとしている事をアルミンはガビに伝えます。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

アニ、目を覚ます

ファルコを諦められないガビはアルミンに、エレンにコニーのお母さんを戻すように頼んで欲しいと懇願しますが、それが出来たならここでジークに強制的に巨人にされた兵士達を人に戻してはずだと言い、エレンでも人には戻すことは出来ない事をにおわせます。それでも諦められないガビはエレンに頼むように再度頼みますが、その時ガビから鎧の巨人の鎧が剥がれていった事を聞き、アルミンはある事を思い出します。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

鎧の巨人の硬質化が壁の崩壊と同時に解かれたと聞いたアルミンは水晶体になったままのアニを思い出しながら、エレンが全ての硬質化が解かれるといったセリフを思い出します。そして、地下にとらわれていたアニの水晶体は液体のようなものに変化し、アニは目を覚まします。

© 諫山創 進撃の巨人 124話より

まとめ

地鳴らしを実行したエレンですが、何故か制御できているはずの無垢の巨人が制御されておらず、兵士達や義勇兵を無差別に襲っています。カヤも巨人化したナイルらしき巨人に襲われますが、ガビに救われて何とか助かります。ここでカヤとガビは話をする機会が生まれお互いにあった、わだかまりをある程度は解消出来たようです。

そして、ずっと忘れられていた地下室にとらえられていたアニですが、エレンが全ての硬質化を解いた為に、水晶体も解けて目を覚ましています。ただ、いまの状態でアニが自由になっても出来ることは限られていると思われますが、今後アニはどのように話に絡んでくるのでしょうか。

次回、水晶体から出たアニは父親の元に戻ろうとします。

【ネタバレ】進撃の巨人 125話『夕焼け』 あらすじと感想

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By adminxz