進撃の巨人 9巻には35話から第38話まで掲載されています。
前巻8巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。
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9巻の収録内容
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
35話 獣の巨人
アニ・レオンハートの正体が女型の巨人であったことで、104期生たちにアニ・レオンハートとの共謀を疑われ、装備を解除された状態で隔離された施設に軟禁されていました。その隔離された施設に巨人が南方より多数接近してきて、104期生たちは付近の民家や集落の住民を避難させつつ、破壊されたと思われるウォール・ローゼの場所を特定する必要が出てきました。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
104期生たちは立体起動装置などの装備を身に付ける暇もなく、住民の避難、ウォール・ローゼの破壊箇所の特定に駆り出されます。サシャやコニーはこの辺りの村の出身で、自分の村の住民を避難させるために、案内役としてそれぞれ各班について行きます。しかし、いざ行動を開始しようとすると、巨人達は調査兵団めがけて走り出してきて調査兵団の行動を妨害するような動きをします。さらにその巨人の中に見たことのない奇行種の巨人がいて、ミケ分隊長を妨害します。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
36話 ただいま
巨人にウォール・ローゼの壁を突破された報は、トロスト区の駐屯兵団本部や、エルミハ区に伝令されます。一方、北側の住民の避難に向かった班には、この辺りの村が故郷のサシャが自分の村が無事かを気にしますが、自分の故郷の近くにも巨人の足跡があり既に巨人に襲われている可能性が高まりました。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
場面変わって、サシャが向かった北側の村には足が不自由で避難できずにいる女性とその娘が取り残されていました。その女性は巨人に食われていて、娘は為す術もなくその場に座り呆然自失状態です。そこにサシャが斧を武器に巨人を攻撃し、女性を助け出そうとします。しかし、斧程度武器では巨人のうなじを削り取れず女性を助け出すのは、難しい状況です。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
37話 南西へ
巨人発見より16時間後、ハンジ達はウォール・ローゼが突破されていた場合、エレンの巨人の力を利用して再び穴を塞ぐため、エレンを連れて現場に向かっています。アルミンはこのまま現場に向かってもとてもうまくいくとは思えないと言い、さらにウォール教のニック司祭が何故か同行していますが、アルミンは何故同行しているのかハンジに質問します。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
ォール教のニック司祭は、自分の目で状況を確認してこのまま巨人に関しての情報を黙っているか、自分で判断すると言います。一方、ハンジはアニが女型の巨人で硬質化させた皮膚の破片を確認して、アニが巨人化を解いても切り離されてもその破片が消えない事に注目します。またこの破片が「壁」とよく似ていて、壁は巨人の硬化した皮膚で形成されているのではとハンジは予想します。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
38話 ウトガルド城
コニーの故郷の建物は既に徹底的に破壊されていましたが、死体や血の跡などが全くなく調査兵団の兵士はこの状況に困惑します。結局、巨人が一滴の血も残さず集落を壊滅させることなどないという事で、集落の住民は既に避難しているという結論に落ち着きます。住民は避難済みという事で、壁の破壊箇所の特定に向かおうとしますが、コニーは集落にいた巨人の声聞き、ありえない想像をします。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
壁の破壊箇所を特定できなかった調査兵団は、夜になり疲労が限界にきている事もありたまたま見つけたウトガルド城跡で夜営をして体を休めることにします。クリスタたちは体を休めつつ現状、巨人が全然見つからない状況に、そこまでひどい状況ではないのではと予想します。一方、コニーは昼間の巨人を思い出しその巨人が母親に似ていたと呟きますが、ユミルからおもいっきり馬鹿にされます。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
おまけ 熱狂のアイドル編開始!!
巻末おまけマンガです。恒例のウソ予告です。次回は熱狂のアイドル編開始という事で、ミカサが血飛沫舞い踊る圧巻のパフォーマンスを披露するという事です。しかしこの衣装のミカサ、何度見ても本編の世界観と全然あっていません。
© 諫山創 進撃の巨人 9巻より
まとめ
壁内で巨人が10体程度発見され、ウォール・ローゼが突破されてしまったと人類に再び衝撃が走ります。調査兵団はまずは住民の避難を優先し、それと並行して壁の破壊箇所の特定に全力をあげますが、破壊箇所の見つけることが出来ません。またコニーの故郷が破壊されてしまいますが、手足が異常に細く自分で立つことが出来ない巨人が妙な言葉を発しコニーたちを混乱させます。
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諫山創 講談社 (2012/12/7)
10巻のあらすじ、ネタバレはこちらの記事です。